幼児期の矯正(小児矯正)について

2022年10月28日

お子様の矯正治療をお考えの親御様は沢山いらっしゃるかと思います
今回相談の内容に非常に多い、小児矯正の開始時期について説明したいと思います。
子供の歯並びには、乳歯列期、混合歯列期、永久歯列期と3つの時期があります。
当たり前ですが、その時期に対応した処置が必要な場合、それが治療の開始時期となります。

今回は乳歯列期について説明いたします。
この時期で特に注意しなければならないのが、反対咬合や交差咬合とよばれる状態です。
上あごと下あごの前歯が前後逆になっている状態や、奥歯が片方または両方とも下あごの歯の方が外側にある状態を指します。
自然治癒はほとんど期待ができないため早めに処置がおすすめだと思います。
この時期の患者様のばあい、当院ではトレーナー(ムーシールドやプレオルソ)を使用していただいています。
治りやすいケースは当然のこと、非常に困難なケースでも使用することで今後の本格的な矯正治療の助けになりますのでお勧めいたします。
適応年齢ですが、反対咬合のケースの場合は3歳半ごろ上の前歯が放出するまでがおすすめです。
しかし、私の娘は3歳半では口にも入れてもらえず、4歳では3秒で断念、4歳半になりやっと使用開始できた経験があります。(ダメだと思ったらそれから6ヶ月は全く見せずに忘れさせてから再チャレンジしていました。)現在6歳目前ですが、ほぼ毎日使用しています。
症状によっては毎日就寝時の使用が可能になってからおおよそ6ヶ月ごろから改善が認められてきます。
ここで注意しなければならいのは、今の症状が改善されたとしてもこの先大丈夫というわけではありません。
この先も注意深く経過観察を続けていくことがとても重要です。
次の混合歯列期、または永久歯列期で矯正治療の必要性が認められた際には、本格的な矯正治療にて改善を行なっていきます。

料金
トレーナー(経過観察料金込み) ¥33,000(税込)
舌や唇などのトレーニング(1回/月) ¥2,200(税込)

*本格的な矯正に移行する場合、今後の矯正料金よりトレーナーの代金は差し引いて行います。

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